生活習慣病の予防を目的とした介入の効果を職域コホートで検討
場所 国内の12事業所(従業員数500~1000人)
地図
対象 18〜65歳の健康な事業所勤務者。
■介入群
A社*: 生命保険企業の東京本社(東京),B社: 電子系工場(北陸),C社*: 電子系工場(関東),D社: 化学系工場(近畿),E社: 電子系工場(近畿),F社: 電子系工場(近畿)
■対照群
G社*: 電子系工場(関東),H社*: 化学系工場(東京),I社: 電子系工場(北陸),J社: 電子系工場(北陸),K社: 電子系工場(関東),L社: 電子系会社研究所(近畿)
* これらの企業は従業員数が1000人を超えていたため,A社とH社については無作為抽出で,C社とG社については参加部署を減らすことで参加者数を500〜1000人の範囲とした。
開始年 1999年
登録数 6589人
(介入群2919人,対照群3670人)
調査項目 身長,体重,血圧,総コレステロール*,HDL-C*,血糖*,自己記入式質問票による食事調査(全員),24時間思い出し法による食事調査(一部のみ)**,喫煙状況,飲酒状況,睡眠状況,勤務状況,職種(ホワイトカラー/ブルーカラー),既往歴,尿中ナトリウム排泄,尿中カリウム排泄,QOL(SF-36調査票),1日の歩数(一部のみ)**
*血液検査は,40歳以上の人を中心に,全体の半数程度に実施。
**対象者の中から無作為抽出した99人について24時間思い出し法を,751人について万歩計の装着(1週間)を行った。
主任研究者 上島 弘嗣 (滋賀医科大学生活習慣病予防センター)
参考 医学のあゆみ vol. 207 no.7 487-492.
Journal of Hypertension 2004; 18: 475-85.pubmed
 HIPOP-OHP研究(The High-risk Population Strategy for Occupational Health Promotion Study)は,青・壮年者を対象に,心血管疾患予防のための生活習慣改善プログラムの効果を検討することを目的とした非無作為化比較対照試験である。国内の12事業所を介入群と対照群に分け,対照群には個別健康教育のみ,介入群には個別健康教育に加え,身体活動,栄養,喫煙・分煙と関連する環境要因への介入を行った。

 これまでに,職域コホートにおいて対照群を設定した大規模な介入研究はほとんど行われていない。若く健康的な勤務者集団において,将来の心血管疾患予防を見据えた行動変容を促すというこのユニークな試みに対し,その成果を一般事業所勤務者の健康管理にも応用できる可能性が期待されている。


▲このページの一番上へ

--- epi-c.jp 収載疫学 ---
Topics
【epi-c研究一覧】 CIRCS | EPOCH-JAPAN | Funagata Diabetes Study(舟形スタディ) | HIPOP-OHP | Hisayama Study(久山町研究)| Iwate KENCO Study(岩手県北地域コホート研究) | JACC | JALS | JMSコホート研究 | JPHC | NIPPON DATA | Ohasama Study(大迫研究) | Ohsaki Study(大崎研究) | Osaka Health Survey(大阪ヘルスサーベイ) | 大阪職域コホート研究 | SESSA | Shibata Study(新発田研究) | 滋賀国保コホート研究 | Suita Study(吹田研究) | Takahata Study(高畠研究) | Tanno Sobetsu Study(端野・壮瞥町研究) | Toyama Study(富山スタディ) | Honolulu Heart Program(ホノルル心臓調査) | Japanese-Brazilian Diabetes Study(日系ブラジル人糖尿病研究) | NI-HON-SAN Study
【登録研究】 OACIS | OKIDS | 高島循環器疾患発症登録研究
【国際共同研究】 APCSC | ERA JUMP | INTERSALT | INTERMAP | INTERLIPID | REACH Registry | Seven Countries Study
【循環器臨床疫学のパイオニア】 Framingham Heart Study(フラミンガム心臓研究),動画編
【最新の疫学】 Worldwide文献ニュース | 学会報告
………………………………………………………………………………………
copyright Life Science Publishing Co., Ltd. All Rights Reserved.