40年以上にわたって続けられてきた久山町研究。そのなかで保健師が果たしてきた役割は非常に大きい。 九州大学と久山町民のあいだの橋渡しとして世帯ごとに受診をすすめたり,健診時には忙しくとびまわったり,研究でわかってきたことを実際に生活指導のなかに取り入れていったり。初期の久山町研究をささえた保健師の河辺シカノさんや和田紀子さんらの流れを汲みながらも,時代の変化に応じた仕事のかたちを模索している現在の保健師,角森輝美さんに話を聞いた。〔全文を読む〕
『久山町は長年にわたり,この研究を経済的にも支えてきてくれました。実は文部科学省のプロジェクトの申請書類では,共同研究者の欄に,他の先生方の名前と並んで「久山町」が載っているんです。書類を見た人の間では「これは一体?」と話題になったようですが,久山町研究の場合,本当に町が共同研究者なんです。』〔全文を読む〕